バイアスロン

毎晩のようにTVでバンクーバー・オリンピックを楽しんでおります。

今日、開催されたバイアスロンという競技をご存知でしょうか？　もともと、北欧でクロスカントリースキーを履いて野をかけまわり、銃で獲物を撃つ冬の狩猟がスポーツとなり、これを競技化したそうです。

競技内容は、個人、スプリント、リレーからなり、男子は２０ｋｍ、女子は１５ｋｍで４ｋｍ（女子は３ｋｍ）ごとに、伏射（腹ばいに寝て撃つこと）と立射を合計１０回行います。小さい的を外すと、１５０ｍの距離を多く走らなければなりません。射撃の静とクロスカントリーの動が合わさった、見ていても面白い競技です。日本選手の活躍を期待しましょう。



競技の性格上、日本では自衛隊員が殆どだそうです。どんな銃が使われているのか、気になって調べてみました。　ドイツの銃メーカーであるアンシュッツがシェア９５％なのだそうです。

バイアスロン専用モデルです。１８２７フォルトナー。殆どの選手がこれを担いでいます。寒い中ですから金属むき出しの銃床ではなく、ウッド製になってます。一発ずつ弾を装填するボルトアクション式。ワンタッチのレバー（黒色）で操作します。スコープはなしで５０ｍ先の小さな的を狙います。



弾は、２２口径のロングライフル５連発のマガジンを装備しています。銃口には、ワンタッチ式のカバーが装着。雪が銃身に入ると、大変なんですよぉ。雪は詰まっているのを知らずに発射すると、銃身が大きく膨らんだり、破裂します。（大口径ライフルやショットガンの場合は良くあります。）



トリガーガードの下にあるのは、何段か接続調整可能のようです。多分、立射時に左手で保持するためのグリップですね。



重さは４ｋｇ。競技銃としては、軽めですね。長さは１０４ｃｍです。日本国内の大会は、自衛隊の内部で８９式小銃（大口径ライフル）を使う競技もあるとか。。実際に見てみたいですねぇ。。

コメント 28

ドイツの女性が銀メダルをとった競技ですよね。
ドイツ最初のメダルだったのでテレビは大騒ぎでしたよ。
by めぎ (2010-02-16 00:20) 

めぎさん＞　旅行から帰宅されましたか？ドイツの初銀メダルでしたか？　競技銃もドイツだし、体力ありそうな大柄なゲルマン民族が有利でしょうねぇ～。　日本のメダル獲得は何時になるのやら。。
by ぽりぽり (2010-02-16 00:25) 

この競技は、自衛隊出身でないと、練習環境とか考えると日本では難しいかもしれないですね。バンクーバー代表の井佐さん、鈴木さんも自衛隊出身ですからね。この競技をめざすなら自衛隊に入隊しよう。

アンシュッツがやはり精密射撃の範疇に入るこの競技では強いですね～。

by usagi (2010-02-16 10:13) 

こんにちは。
なかなか目にすることの出来ない競技なので
見ましたがこんな銃が使われているのですね。
by kaoru (2010-02-16 14:43) 

usagiさん＞　射撃競技の多様性の面でも、オリンピック競技強化の面でも、一般開放前提の専用の設備が欲しいところですね。　アンシュッツの競技銃は、設計が良さそうですね。
by ぽりぽり (2010-02-16 15:49) 

Kaoruさん＞　４年に１度しか見られない競技ですね！何時も目にしていたのですが、専用銃を調べてみたら色々なことが判りました。これこそ、本当の意味でのスポーツ・シューティングかもしれません。
by ぽりぽり (2010-02-16 15:51) 

バイアスロンは何度かＴＶで観た事があります
クロカンと射撃の組合わせとは面白いですね
by あんれに (2010-02-16 19:00) 

あんれにさん＞　面白い要素を沢山もった競技ですね！４年に一度しか見られない希少性？もありますから。。　まったく別の要素を求められるところがゲーム性があって楽しいです。
by ぽりぽり (2010-02-16 19:43) 

競技は知っていましたが使われる銃をじっくり見るのは初めてです。
競技用の銃ってカッコイイですよねー。
息が切れている状態で射撃するなんて私にはとても出来ない競技です。
by ももんが (2010-02-16 20:33) 

ももんがさん＞　そうなんです。機能美といいますか、精密に射撃するために設計されたことによる無駄のないデザインの美しさ。。　日本では、そちら札幌の自衛隊の基地に施設があるそうです。
by ぽりぽり (2010-02-16 22:19) 

競技用は、デザインも随分特殊なんですね。
by Krause (2010-02-17 08:28) 

Krauseさん＞　一般的に見るライフルとは大きな違いがありますねぇ。でも、だんだん、かっこよく見えるから不思議です。機能美があるのでしょうね。
by ぽりぽり (2010-02-17 13:53) 

バイアスロン銃はかつて伊勢原などでよく見ました。来年度再開らしいので、また火縄銃とかピストルとかお目にかかりたいものです。
by WINぴ～ (2010-02-17 20:50) 

WINぴ～さん＞　伊勢原再開楽しみですねぇ～。ピストル競技用射面もあるのですね。　最近競技ライフル銃も素敵に見えてきてしまいます。。　バイアスロン銃は、防寒用手袋をしても操作性が良いように設計されているみたい。５連マガジンの着脱が楽しそうです。
by ぽりぽり (2010-02-17 21:04) 

競技の名前は覚えがありました。でも、銃を使うものとは知りませんでした。分かる人には分かる？楽しみ方があるのでしょうね。夏のオリンピックでは銃の競技の人が「中年の星」と名付けられ、テレビで何度か見掛けた記憶があります。冬のオリンピックならではの珍しい競技（カーリング、そり競技などもそうです。）に注目しています。
by hideyuki2007y (2010-02-17 22:45) 

体力と集中力の闘いなのですね。
息が上がっていて標的を狙うって究極の競技ですね。
競技銃は４kgで軽量とは言え長距離のクロスカントリーは凄いです。
by ナビパ (2010-02-17 22:50) 

hideyuki2007yさん＞　これは、各国の軍隊力をあらわすのかもしれませんね。オリンピック競技は、近年新しい競技も増えていますが、未だ射撃競技色々ありますよね。　冬のオリンピックで唯一の銃使用競技ですね。
by ぽりぽり (2010-02-17 23:49) 

ナビバさん＞競技銃は、普通もっと重いのですが、やはり、担いでクロスカントリーを考えてバランスをとっているみたいですね。４ｋｇとはいえ、競技者は大変ですねぇ～。
by ぽりぽり (2010-02-17 23:51) 

今でこそ２２ＬＲですけど、確か、札幌オリンピックのころは大口径での競技だったような？
クリップで装填しているのをＴＶで見たような記憶があります。
by 30BR (2010-02-17 23:54) 

30BRさん＞　コメント有難うございます。なんと！昔は大口径でしたか？さぞかし迫力があったことでしょう。。未だに自衛隊内部の競技では、89式小銃を使う場合もあるとか。。訓練の一種かもしれませんね。　競技の効率や精度を考えれば、この銃に行き着くといったところでしょうか？
by ぽりぽり (2010-02-18 00:15) 

今までも障害者競技で鎖付き空気銃でのバイアスロン競技がありました。目で的を狙う代わりに音で狙います。狙いが的のセンターに近づくにつれて高音を発する装置を付けて、音の高低で狙いを探れるようになってました。肩づけはせず、台を頭につけて銃は下に置いてプローンで狙います。弾の装填は競技スタッフが傍らについてやってました。

法改正でなぜか鎖銃までダメになってしまいましたので、今後やるとすれば競技者は自ら所持許可を取って、弾の装填は射撃指導員の有資格者がやることになるのでしょうか。
by WINぴ～ (2010-02-18 06:23) 

あれだけ長距離をクロカンしてアガった息を整えて
あんなに小さい的をよく狙えます、スゴイですねぇ
by MANICAT (2010-02-18 11:21) 

WINぴ～さん＞今回のバンクーバー五輪もパラリンピックが開催予定です。日本もバイアスロンの選手が参戦するようです。　法改正の内容は、首をかしげるものも多いですね。根拠があやしい、印象とかこじつけがあるように思います。
by ぽりぽり (2010-02-18 12:12) 

MANICATさん＞　そうなんです。どうやって息を整えるかが鍵ですよねぇ。僅か１０ｃｍほどの的を５０ｍの距離から狙うのですから、凄い体力と精神力が必要です。
by ぽりぽり (2010-02-18 12:14) 

なるほど　銃のイメージというより、機能美ですねぇ
カッコいいです。
日本では、自衛官といっても、自衛隊体育学校の人たちですよねぇ
やってみたかった競技の一つです
by Ranger (2010-02-19 12:01) 

Rangerさん＞　自衛隊体育学校ですか？自衛官になる前の学校でしょうか？　これは、実質自衛官だけに許される競技ですね。　２２口径だと豆鉄砲みたいみ感じてしまうかもしれませんね。大口径ライフルでやってみたいものです。
by ぽりぽり (2010-02-19 13:27) 

的を外すとペナルティーで余計に走らされるというのは、今回初めて知りました。。。　体力も集中力も要求される、過酷な種目ですね!
by ふくちょ〜 (2010-02-21 22:08) 

ふくちょ～さん＞　射撃をしてみて判るのは、息が乱れているいと中るものではないですね。　本当に過酷な競技ですし、限られた人しか出来ないところがスペシャル感がありますねぇ。
by ぽりぽり (2010-02-21 22:20)